品番特定の決め手はハンドルのシルバーラインと

１９８８年に遡るＩＮＡＸ（現LIXIL）資料が残っていた

事であったが、残念ながら部品供給停止の為、

取替える事となった。

　長年使い込んできた、働き者の、愛着ある水栓！

最新式の水栓への取替えを勧められる事もありますが
　　　　　
　　　　出来ればもう少し使ってあげたい！

そういったご希望のもと、日々様々な水栓の現場写真が弊社には

舞込んできます。日本の水栓メーカーの補修部品の供給期限は、

商品廃番後１０年というのが一般的です。

とは言うものの「ちょっとした止水不良なんだから何とかならないの！」

とのお怒りもごもっとも。

ただ、水を止めているパッキン類は各メーカー、機種によっても

違う場合がほとんどで｢合えばラッキー！」と

ご説明する事がほとんどです。

生業を住宅設備機器卸売業としている弊社には、

その筋（工務店さん・水道屋さん）からの問い合わせも多く、

そんな中には何処をどう捻くり回しても「素性（メーカー）不明」の

愛され者の情報が集まって来ます。

場合によっては２、３時間かけて薄れ行く記憶と、膨大な資料、

最新のインターネット検索を用いて出所を突き止めていきます。

そんな捜査の中から特に困難を極めたヤマを皆様に

ご紹介する事で貴重な時間のロスを省き、修理希望の可能性と、

新たなる水栓への取替え決断をお届けする報告書であります。

これは意外と簡単！

昔の水栓は外観に特徴があり品番も規則性が

単純だったので、粗方の年代も推定できます。

ただ、埋込水栓は厄介で修理するのも大変で

メーカーの部品供給が終わってしまえば直しようが無く

我慢して使うかタイルを割って取替えるしかないので

それをお伝えするのが心苦しい！