昨日の中秋の名月は、6年ぶりのまんまるお月様だったそうです。
太陰暦にせよ、太陽暦にせよ人間が1日24時間、1年365日という
区切りを、人間の勝手で作っている訳ですから、どこかで微調整
が必要になり、閏年や閏秒も自然と人間の帳尻あわせになるん
ですかね。
それを言い出せば2月が28日(閏年は29日)に決まった理由などは
人間の・・・以前の問題ですよね。
太陽暦が作られたローマ時代、時の独裁官ユリウス・カエサル
(ジュリアス・シーザー)が元々農耕を主に作られた3月から始まる
暦を、1月からに変更すると共に自分の生まれた7月の呼び名を
ユリウス(英:ジュライ)に勝手に変えてしまい、2月が29日に。
その後、初代ローマ皇帝アウグスタスも、自分の名前を暦に残したく
なり自分が生まれた8月をアウグスタス(英:オーガスト)に変えるに
とどまらず、7月より1日少ないのが気に入らず、8月を31日にする
為に、またもや2月から1日取り上げて、結果2月は28日になって
しまったとさ。
そんな我が儘で決められた暦に基づき、日々生きている私達は
なんと生真面目というか、我が儘の呪縛に縛られているのでしょうか。、
自然は「そんな事は知らんよ」と長い長い時の流れをこつこつと
積み上げているのでしょうね。
永平寺の宮崎禅師の「自然は立派やね」という言葉が又、心に
響いてきます。