憂鬱と日常と葵の御紋
今日も朝からメーカーの訪問があり、震災の影響からくる部品調達の滞りから商品の受注、納品についての説明を受ける。
被災地の事を考えると、声を大にして言える事ではないかもしれないが、やはり堪える。
今後の動向を考えてみても、あまり良い予測が思い浮かず、週明けから憂鬱な気分になってしまいがちですが、そんな事はおかまいなしに、細々した仕事が入ってくる。
今までだと、蔑ろではないにせよちょと邪険に扱っていた仕事ですが、そういう仕事を丁寧にやっていくうちに憂鬱だった気持ちが、少しずつ前向きになっていく。
今読んでいる渋沢栄一先生の「論語と算盤」の中でも繰り返し語られている水戸光圀公の壁書中に「小なる事は分別せよ、大なることには驚くべからず」とある。
馬鹿にしてかかる小事も積んで大事になる事があり、その小事が大事の端緒になる、という思い起こせば我が身につまされるままのお言葉。
よくもまあ今まで大事に至らなくて良かったなあと反省しながら、さすが水戸の御老公、黄門さま。えらい!