仕事柄、1日に何度も「おおきに!」とお客様に挨拶をします。「おおきに」の語源は室町時代まで使われていた「大きなり」と言う形容動詞に「有り難し」が、繋がり「大変ありがとございます」と言う最上級の感謝の言葉が簡略化されたものだそうですが、近頃自分の気持ちも簡略化されている事に気付きました。
口先だけで感謝の言葉を並べても相手に通じる訳がないのに、そんなことは判り切っているのに、そうしているのは心から感謝できていないのでしょう。
膝の状態がずいぶんましになって来たので、今日ゴルフの練習に行った時の事。いつも通りある程度いい感じだったのですが、途中から変な癖が出てフォームがバラバラに。考えれば考えるほどおかしくなってきて、残りのボールも残り数球。
時間もないので「あ~あ」で終わる所だったのですが、前の打席におられた方が「良かったらどうぞ!」と打ち切れなかったボールを30球程譲ってくださいました。思ってもみなかったので「ありがとうございます!ありがとうございます!」と2度、とっさに声が出て自打席に。すると、それまでの打球が嘘のようにスムーズに打てる!力も抜けて本当に気持ちよく練習を終える事ができました。
そこで、気が付いた!自分の「おおきに」の不誠実さ。心から「ありがとうございます」と言う事の気持ち良さ。
すぐには出来ないと思いますが、少しずつ、いつも意識しながら「まいど!おおきに!」で皆様を気持ち良くできるようにしていきたいと思います。