6,000 LIMITED
家にあるビールを飲み尽くしてしまったので、昨年頂いたワインを開ける事にした。
立派な箱に入った赤ワインには、但し書きが添えられておりその中には、「この特別なボジョレーヌーボは、私の友である日本のワインラヴァーの皆様のためにつくられました。」「6,000 bottles Limited」との文字。
「私の友」?「ヴ」って下唇かむん?とっこみながら、いざ栓を抜こうとすると何と「MakersMark」ばりにロウで固めてある。
どうやって開けるのか判らす、先程の但し書きを再度読んでみると、「1.ロウが飛び散らないように紙を敷きます。2.ナイフなどで切り込みを入れ、削り取ります。3.コルクがあらわれたらコルクスクリューで抜栓します。」…
3回読み直しましたが文面は変わらず、「紙敷くって何?」「削り取るの?」とボヤキながら作業に取り掛かりました。
これが本当に「作業!」でして、ご高齢の方にはまず無理ではないかと思われる程の頑強なロウの腕ひしぎ十字固め。
悪戦苦闘の中ふと思いついた「ロウやから溶かしたらええんとちゃうん!」
早速T-farで湯を沸かし、ボウルを用意したまではよかったがよく考えたら「ワイン暖めたらあかんやろう」と言う事に気づき悪戦苦闘再開。
結局20分以上かかって流血の末に開栓。
全然優雅なワインラヴァーではありませんでした。
お味の方は、Limitedだけあって今までに飲んだボジョレーにはない、ふくよかさがあり美味しかった。
「作業」といい、「」味といい経験した事がないワインであり、これもまた「良」 かな。

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