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先日の、「浴衣祭」に日頃の感謝を込めて大黒屋の御鎌餅を差し入れに持って行きました。
京都にはその昔「京の七口」と呼ばれる都への入り口があったそうで、鞍馬口・大原口・荒神口・粟田口・伏見口・鳥羽口・竹田口・丹波口・長坂口とよばれる地名が今でも残っています。恥ずかしながら48年間京都に住んでいて初めて知りました。

それぞれ、都の出入り口になる訳ですからそこには当然、茶店が立ち旅の人がひと時足を休めたのでしょう。

今回差し入れた「御鎌餅」もその中の、鞍馬口にあった茶店が出していた、豊作を祈願して鎌の形に作られたお餅が元となっているそうです。寺町今出川を上がった裏路地に面した店は、調べてから行かないとまず迷うのではないかと言う佇まいで、商売っ気など全く無い店構えでした。

しかし、味は絶品でネットで調べるとすぐに見つかる、知る人ぞ知るお店・・・と言うのも今回初めて知りました。

会合等でいろんな地域の方と話をする機会が増え、その度に「いい所に住んでおられますね」と言われると「いやいや。京都は観る所で、住む所ではないですよ」などと、よく聞くフレーズをのたまっていたのですが、まだまだ知らない事ばかり。

もう少し勉強してから「住まいは京都です。」と説明出来るようにします。

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