こやつです。
たまりにたまった書きさしのブログを仕上げていた夕暮れ時。1階の事務所にいた嫁から「ツバメが倒れてる!」との内線が入りました。
第一声は、「嘘!」でしたが一瞬で以前うちに連れて来られた、羽根の折れたツバメを思い出しました。その時は野鳥保護センターまで連れて行ったのですが、残念ながら助かりませんでした。
今回は、2羽の子ツバメが先を争う様に巣に戻って来て、ぶつかり合い一羽が軒下に落ちて動がなくなったとの事。玄関先に出ると床に子ツバメが羽根を広げて仰向けに落ちていた。あわてて拾い上げようとすると、逃げたいのにうまく体が動かない様子。会社の前は交通量の多い道なので飛び出して車に当たれば一貫の終わりなのでそちら側から回り込んで両手で包み込むように確保しました。
広がった羽根を元に戻してやると体型は元通りになったので、巣に戻すべきか店内で回復するまで様子を見るべきか考え、嫁に脚立を取りに行くよう指示したものの万が一を想定して明日の朝まで店内の箱に入れて様子を見ようと言う事にしました。
そうしているうちに子ツバメが目を閉じ始め、危ういのか、捕まったと観念したのか、単に眠いだけなのか様子を伺っていると、一緒に遊んでいた(ケンカしていた?)もう一羽の子ツバメが2度、3度と近くを鳴きながら飛び交っていたので「今日一日預かるわ」と言い掛けた瞬間、私の手元から元気良く飛び出していきました。
「良かった!」
思わず口から出た言葉です。心底そう思いました。それから30分ほど近くを飛び交い、2階事務所の窓から見える電線でひとしきりさえずったあと、又遊びにいってしまいました。ツバメは元来おしゃべりでよくさえずるのですが、きょうは特別こちらに話しかけているような気がして何だか嬉しかった!
ちなみに「さえずる」という漢字は「囀る」で口に車に專(もっぱら)。「もっぱら口を回してばっかり」?悪い意味ではないと思っていたのですが・・・