町屋再生

本日夕方、取付器具取扱い説明で河原町の「二条町屋」現場へ。
町屋の改修工事にも色々あるが今回の現場は、玄関から奥へと続く土間に昔のおくどさんよろしくオールステンレスの別注キッチンが据えられ、一段あがった所に、LDKが仕切りなくつながっていた。
2階は、天井を取り払って屋根裏を無くし梁をそのまま出してオープンに。
その空間が1階まで吹き抜けで繋がっているという、すごく開放的な屋内のレイアウトでした。
外観は玄関引戸と窓が横並びに縦桟の細い目で統一された、「これぞ町屋!」
外観の町屋!と屋内空間の開放感がマッチしていて内装の和と共に大変良かったです。
取説が終わって外に出ると、おじいさんが、玄関の縦桟越しに中の様子を窺っていたので挨拶をすると、「若い人が引っ越して来たんや。ええこっちゃ。ここら辺も人が減ってなあ。ここも空き家や。」と、しみじみ言われるので「ええ所ですよね。」と返すと、「便利やし楽やで。物価ちょと高いけどな。物価ちょと高いけどな。」と後ろ姿で語りながら去っていかれました。
京都の町屋再生。可能かも知れませね。もうちょと物価安かったら。